『大日本史料』 12編 6 慶長十四年正月~同十五年二月 p.823

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葡人は銃及び火を以て之に當り、雙方此所彼所に勇ましく戰ひしが、此際, た、碇を棄て順風に乘じて出帆したるが、風力微にして、遠く去らざる内に、, 舟は櫂を用ひ、葡船の後方に至れり、此所には只一門の砲ありしのみにて、, たり、船長は此慘状を見て、船員に神意に任すべき旨を説き、死するの準備, たるに、未だ投ぜざるに當り、火を發し、中帆に燃え付きたれば、葡人の多數, をなさしめ、直に火藥庫に火を投ぜしめたり、蓋し生命と共に諸物皆灰燼, て進みたり、葡人は己を害せんが爲め、此の如き準備あるを見、戰を避け、ま, 望を與へしも、これのみにては、猶ほさしたる害なかりしならんに、葡人は, 増し、火炎遽に廣がり、船尾の乘員をして退かざるべからざるに至らしめ, は消火に盡力し、戰に就くこと能はざりき、此事件は敵に十分なる勝利の, 日本人に圍まれ、諸方より攻撃せられたり、初めは葡人の砲撃によりて、有, 葡人に取り不幸なる事出來せり、一葡人機械舟に向ひ、火壺を投ぜんとし, 馬方危かりしが、葡船は側面に運轉すること能はざるを以て、前記の機械, 消火を容易ならしめん爲め、帆を船尾に押し遣り、却つて此所にて火勢を, 士千人を諸舟に分載し、此一戰にて勝敗を決せんと心を定め、葡船を指し, 葡船火ヲ, 失ス, 人トノ船, 晴信ト葡, 決シテ其, 戰, 葡人死ヲ, 慶長十四年十二月九日, 八二三

頭注

  • 葡船火ヲ
  • 失ス
  • 人トノ船
  • 晴信ト葡
  • 決シテ其
  • 葡人死ヲ

  • 慶長十四年十二月九日

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  • 八二三

注記 (24)

  • 1210,617,63,2230葡人は銃及び火を以て之に當り、雙方此所彼所に勇ましく戰ひしが、此際
  • 1678,615,62,2235た、碇を棄て順風に乘じて出帆したるが、風力微にして、遠く去らざる内に、
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