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り、其夜大坂に於ては、火の海より多量の火炎の天に昇るが如く見えしが、, 火に甞められ、非常なる經費を投じたる多くの偶像の寺院も共に燒失せ, ることを得しが、今囘は啻に馬より落ちたるのみならず、全く地上に倒れ, に二千の兵士を添へて之を遣はし、出來る丈け多くの糧食及び軍需品を, 秀頼は大野修理の兄弟なる主馬殿をして、一萬五千の歩兵の一軍を率ゐ、, 防ぐ能はざりき、然れども秀頼は其眼を半閉ぢ、時を待ちて二人の司令官, 坂に報告せり、大坂よりは即時更に兵を送り、全市を鐵火の下に置くべき, が故に(日本の家屋は多く木を以て造るが故なり、但し堅固に又精巧に加, 集めて大坂に運び、敵の之を得ることを妨げんことを命じたり、二人の司, 令官は堺に至り、内府の遣はしたる數個の軍隊あるを發見し、直に之を大, 華なる市の痕跡をも留めざりき、此の悲むべき火災の爲め、二萬の家屋は, たり、此使者の派遣は之を秘したれども、大坂に於て之を探知することを, めしめたり、彼等は前の攻圍の時にも同樣なる態度を取り、能く馬上に留, 工したるものなり、)忽ち大なる勢を以て燃え、少時にして灰と炭との外繁, を命じたり、五月二十三日, 夜家屋に火を放ちしが、之に適したる, ○四月二, 十六日, 和歌山ヲ, 堺市兵〓, 大坂ノ兵, 攻メント, 二罹ル, 元和元年五月八日, 一五七
割注
- ○四月二
- 十六日
頭注
- 和歌山ヲ
- 堺市兵〓
- 大坂ノ兵
- 攻メント
- 二罹ル
柱
- 元和元年五月八日
ノンブル
- 一五七
注記 (25)
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