『大日本史料』 12編 31 元和五年七月~同年十月 p.533

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いへるなり、是惺窩寺中に寓居して、夕暮の鐘聲を聞き、春雨のふれる旅, の空に感を起して作れる情景、言外に見えたり、且此詩、春寺鐘聲といへ, ならん、雲外欲昏鐘聲濕、小樓春雨碧冥々とは、日暮の鐘聲鳴渡り、其居住, の樓中春雨ふり下り、冥々として、夕暮の空のくらく物さびしき景状を, 故に東風といひ、此地良港ありて、海外の蕃船までも來り泊し、且四書訓, るを題にして作る、詠物の體裁に非ず、寺中對雨して作れる體裁なり、是, れるに似たり、吟向東風地亦靈といふも、山川港は東方に向へる所なる, 點をも藏めし正龍寺も此地にありて、奇特の地なれば、地亦靈と作れる, 山川を去り、歸京の後、問得和尚故ありて京都に上り、惺窩に逢ひし時、惺, 右詩は、吾藩の舊説に、惺窩より問得和尚に所贈といふ、又一舊説に、惺窩, を以ても考ふに、蓋本藩舊説の如く、正龍寺にて作れるなるべし、唯其題, をも問得に問ふて盆を得たりし故、問得を推重して龍に比し、僧龍と作, を春寺鐘聲として、正龍寺といはざるは、嫌忌を避て然る者歟、, 杏壇春暮事吟遊、今日關西有孔丘、傾蓋相逢非〓〓、三生石上舊風流、, 逢關西故人, ニ贈ルト, ノ説, 詩ヲ問得, 元和五年九月十二日, 五三三

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  • ニ贈ルト
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  • 元和五年九月十二日

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注記 (20)

  • 1177,708,64,2117いへるなり、是惺窩寺中に寓居して、夕暮の鐘聲を聞き、春雨のふれる旅
  • 1064,700,63,2113の空に感を起して作れる情景、言外に見えたり、且此詩、春寺鐘聲といへ
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