『大日本史料』 12編 35 元和六年是歳~元和六年雑載 p.70

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時運は轉じて、嘗て大いに教の榮えし地方に、今や更に猛き殲滅と迫害は到れり、豐後の, 國の數多の君侯の中最も大なる損失を齎したるものをオカタの君主中川内膳なりとす, いひて、その論敵を説破せり、異教徒は、自ら窮したるを悟り、救世主に對して、恐るべき惡, り、彼は深き才機を有し、我が信仰の諸玄義の中に育まれしものなり、一日有名なる一人, 都よりの歸路、各地に於いて、新信徒に苦痛を與ふる薪の山と十字架とを見るに及び、彼, 名門の一青年あり、異教徒と共に宮廷に入り、苦行に慣れしキリスト教徒にも、到底堪ふ, とを大いに論駁し、そは老婆の寓話にして、良き頭腦によりて描かれし物語に他ならずと, ること能はざる、宮廷の人々の汚濁と放縱の間に在りて、能く清淨に生くることを得た, 自ら手を下すに及ばざることを反省せざりし者なり、, 拔きて、背後よりこれを斬りしが、多くの人々は驅寄ることなく、屍體を放置せり、彼は、天, 主の名譽を汚す者が必ず罰せらるべきことを念頭に置きしも、その〓辱に報ゆる爲めに、, 罵を放ち始めたり、これを聞きて、青年は憤怒に燃え、熱情に驅られて、理性を失ひ、大刀を, の異教徒と、公開の論議を行ひしが、使徒の如き熾烈なる情熱を以て、釋迦の宗旨と宗徒, は力を盡して、キリストの御名に迫害を加へ、以てその地位を固め、盆將軍の意を得んこ, 豐後の國の事, ル殉教ノコトニカヽル, ○中略、豊前小倉ニ於ケ, ケル傳道, 中川久盛, 豐後ニ於, 佛教ヲ論, ノ禁壓, 駁ス, 元和六年是歳, 七〇

割注

  • ル殉教ノコトニカヽル
  • ○中略、豊前小倉ニ於ケ

頭注

  • ケル傳道
  • 中川久盛
  • 豐後ニ於
  • 佛教ヲ論
  • ノ禁壓
  • 駁ス

  • 元和六年是歳

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  • 七〇

注記 (25)

  • 505,630,65,2190時運は轉じて、嘗て大いに教の榮えし地方に、今や更に猛き殲滅と迫害は到れり、豐後の
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  • 1202,640,65,2183いひて、その論敵を説破せり、異教徒は、自ら窮したるを悟り、救世主に對して、恐るべき惡
  • 1556,636,64,2187り、彼は深き才機を有し、我が信仰の諸玄義の中に育まれしものなり、一日有名なる一人
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  • 1785,632,63,2185名門の一青年あり、異教徒と共に宮廷に入り、苦行に慣れしキリスト教徒にも、到底堪ふ
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