『大日本史料』 12編 46 元和八年七月~同年八月 p.505

Loading…

要素

頭注ノンブル

OCR テキスト

には當然の返答を爲せり、即ち平手打二發を加へたり、爲めに從僕は赤面せしが、そは, 餘りにも無作法且つ無禮に振舞ひたりと言へり、之に對して彼は、斯くも卑劣なる畜生, る態度にて之を追出せり、斯くて彼は、室内に在りて錠を下し、己が十字架を兩手に執, を離れて監督者の眼の屆かざる處に在る若き學徒等は大抵が不意を喰ひ、策謀に弄せら, のなりしかを理解せんが爲めには、之を以て推察を下すに足るべし、何となれば、故國, も交へず、己が面前より、更に室外へ、彼女が粗暴の振舞を示せば示す程一段と鄭重な, の顛末を知るのみなり、されど之に依りて、其の世俗の生活が殘餘の期間も如何なるも, ロを非難して、彼の腕に飛込む程の危險に陷りたる、かの哀れむべき若き婦人に對して, なり、茲に彼の從僕ありて彼の斯く爲し居りしを見出せり、此の男は、かの惡童共や彼, れて己が本性より逸〓せしも、夫れにも拘らず彼は堅固に身を持し、斯くも凛然たる勇, より其の貞節と魂とを奪はんが爲めに來りし事を悟りしかば、彼は彼女と一言の言葉を, りて、之に依りて勝利を喜びたる徴として之を聢と懷き、心の底より深き感謝を捧げし, 女自身と意を通じ、自らも亦此の事件の片棒を擔ぎ居れり、されば男は、敢へてカミル, 彼の持合せざる羞恥の爲めには非ざりき、彼の世俗の生活に就きては、我等は唯こ如上, 其ノ勇氣, 元和八年八月五日, 五〇五

頭注

  • 其ノ勇氣

  • 元和八年八月五日

ノンブル

  • 五〇五

注記 (17)

  • 879,698,61,2240には當然の返答を爲せり、即ち平手打二發を加へたり、爲めに從僕は赤面せしが、そは
  • 995,688,61,2253餘りにも無作法且つ無禮に振舞ひたりと言へり、之に對して彼は、斯くも卑劣なる畜生
  • 1582,691,63,2249る態度にて之を追出せり、斯くて彼は、室内に在りて錠を下し、己が十字架を兩手に執
  • 409,696,60,2246を離れて監督者の眼の屆かざる處に在る若き學徒等は大抵が不意を喰ひ、策謀に弄せら
  • 525,701,62,2240のなりしかを理解せんが爲めには、之を以て推察を下すに足るべし、何となれば、故國
  • 1700,690,61,2248も交へず、己が面前より、更に室外へ、彼女が粗暴の振舞を示せば示す程一段と鄭重な
  • 640,697,61,2244の顛末を知るのみなり、されど之に依りて、其の世俗の生活が殘餘の期間も如何なるも
  • 1112,701,62,2236ロを非難して、彼の腕に飛込む程の危險に陷りたる、かの哀れむべき若き婦人に對して
  • 1345,692,61,2247なり、茲に彼の從僕ありて彼の斯く爲し居りしを見出せり、此の男は、かの惡童共や彼
  • 290,697,61,2246れて己が本性より逸〓せしも、夫れにも拘らず彼は堅固に身を持し、斯くも凛然たる勇
  • 1817,687,61,2246より其の貞節と魂とを奪はんが爲めに來りし事を悟りしかば、彼は彼女と一言の言葉を
  • 1466,689,61,2246りて、之に依りて勝利を喜びたる徴として之を聢と懷き、心の底より深き感謝を捧げし
  • 1229,692,61,2226女自身と意を通じ、自らも亦此の事件の片棒を擔ぎ居れり、されば男は、敢へてカミル
  • 758,689,62,2253彼の持合せざる羞恥の爲めには非ざりき、彼の世俗の生活に就きては、我等は唯こ如上
  • 536,344,41,173其ノ勇氣
  • 184,774,45,343元和八年八月五日
  • 192,2477,42,121五〇五

類似アイテム