『維新史』 維新史 1 p.4

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爭の渦中に投ずることを避けさせ給ひ、又禁裏の經濟は極度の窮迫を告げたに, 致した。しかも後土御門天皇・後柏原天皇・後奈良天皇は、努めて室町慕府諸將紛, て、其の濫授を戒め、天下名器の尊重と朝家儀禮の維持とに叡慮を勞せられ、皇室, に、戰亂と無統制との打ち續いた結果は、古き勢力は何時しか破壤衰退して、天下, は資を獻じ、或は皇居の修築に奉仕する者が續出するに至つた。正親町天皇は、, 特に織田信長の勢望に倚頼し給ひ、密かに侍臣を遣して、皇室の爲に盡すべきを, させられた。又特に廷臣・武將・僧侶等の獻資・請託による官位競望等を斥け給う, 中原に於いて新に覇業を樹立しようと志した諸國の群雄は、皇室を中心に、其の, の形勢は、漸次新しき秩序と統制とに向つて動くこととなり、戰亂に惱まされた, も拘らず、常に宮廷行事の復興に大御心を注がせ給ひ、機會ある毎に禮典を擧げ, の尊嚴を保持せられるに勗め給ひしことは、誠に恐懼の次第である。斯かる裡, 國民の間には、漸次に自覺と自重とが促がされるに至つた。此の機運に乘じて, 御稜威を藉りて事を爲さなければならぬを覺り、遙かに心を皇室に寄せ奉り、或, 諭さしめられた。信長は即ち叡旨を奉戴して、錢一萬疋を上り、諸國に令して御, 第一編尊王論の發達, 四

  • 第一編尊王論の發達

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注記 (16)

  • 1596,595,68,2269爭の渦中に投ずることを避けさせ給ひ、又禁裏の經濟は極度の窮迫を告げたに
  • 1700,591,74,2282致した。しかも後土御門天皇・後柏原天皇・後奈良天皇は、努めて室町慕府諸將紛
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  • 1051,595,63,2264に、戰亂と無統制との打ち續いた結果は、古き勢力は何時しか破壤衰退して、天下
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  • 1376,605,69,2258させられた。又特に廷臣・武將・僧侶等の獻資・請託による官位競望等を斥け給う
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