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周旋を促したのであつた。, 慰めて退出したが、事態は啻に繼嗣問題のみに止まらず、やがて天下の大亂にも, 憂慮に堪へない。且つ忠固の振舞惡しく、近頃は自分を壓倒して權威を專斷し, にして肯んじなかつた。次いで同二十二日、宗城は再び直弼と會見したが、直弼, は宗城に營中の情勢を洩し、京都への使者も決定せず、將軍繼嗣も確定せず、甚だ, 府の御爲であると隱忍してゐる旨を告げた。慶永は其の衷情を汲んで、正睦を, ず、却つて自分を頼れる海防掛等の失望を思へば、己れ一日の出仕は、一日だけ幕, 及ぶであらうと憂慮し、水戸・尾州等親藩の家士を説いて、其の主齊昭・慶恕の蹶起, ようとする傾が見え、種々奸曲の噂もあるので、庭番に内命を下し、忠固の素行を, は何等の返答も無く、唯涕泣するのみで、斯かる御前で割腹するも、それは所詮犬, 宗城も亦五月十三日直璃及び正睦と會見し、慶永を京都に使せしめて、勅問に, 奉答せしめるべきであると勸説した。正睦は之に贊成したが、直弼は言を左右, 死となるに過ぎない。又幕閣の人々と刺違へても死甲斐あることとも思はれ, けではない。刺違も割腹も豫て覺悟はしてゐるが、將軍に意見を呈しても、將軍, 宗城の入, 説, 第四章井伊直弼の執政第二節將軍繼嗣の内定と發表, 四五三
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- 宗城の入
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- 第四章井伊直弼の執政第二節將軍繼嗣の内定と發表
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- 四五三
注記 (18)
- 1060,562,58,741周旋を促したのであつた。
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