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よし乍、此御事は餘程〳〵御無理なる御事故、幾重にも御斷の事、御勘考遊はし進, せられ候はねは、實に歎かはしく恐入候」とて、幕府奏請の不理なる所以を奏上す, 所にして、其の言明に信頼して和宮を降嫁せしめんとするも、宮は頻りに固辭あ, て頗る御苦慮遊ばされ、遂に久我建通の獻策を嘉納して、皇女壽萬宮, る故、如何とも爲し難く、宮は先帝の異腹にて義理合もあれば、火急理不盡に之を, リ候得共、公武一和之儀、夫ニ者難替、爲天下之ニ候得者、尤可及熟談、早々内定ト, 皇は尚忠に勅して、幕府が攘夷期限を誓約して奉答せるは、朕の大いに滿足する, 御不承知なる旨を言上し、且つ女房を經て「全體關東より申立候御事は、引不申候, 右之次第故、色々所望之儀ハ於關東モ勘考呉候儀、只斷とのミ難申出候儀、實ニ, 強ひることもなり難い。仍つて壽萬宮に代へては如何であらうかとて、, れハ、壽萬宮ニてハ如何哉。幼年二而不好哉。一人之女子故少々ハ哀憐モ加, 一和之上之一和ト悦居候甲斐も無之、關東ヘハ失信義候間、一向急キ申候儀な, を以て和宮に代へさせ給はんとせられるに至つた。斯くて翌十三日天, る所があつた。されば天皇には幕府の願意と和宮の拒否との中間に立ち給う, 安政六年三月二, 御生母堀, 十二日御誕生、, 河紀子, 宮を以て, 代へんと, 叡慮壽萬, し給ふ, 第七編公武合體の氣運, 七七四
割注
- 安政六年三月二
- 御生母堀
- 十二日御誕生、
- 河紀子
頭注
- 宮を以て
- 代へんと
- 叡慮壽萬
- し給ふ
柱
- 第七編公武合體の氣運
ノンブル
- 七七四
注記 (24)
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