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といふにあつた。斯くて重徳は御沙汰書を家茂に授くれば、家茂は之を拜讀し, れることながら、中にも賢良を選んで登用することが最も緊急事と思召される, で云ふ。斯く仰出されるのは、決して禁中より勢を以て命ぜられんとするので, 外夷を掃攘すべきことを誓約して、叡慮を安んじ奉つた。其の後當春に至り、毛, たが、幕府の奏請に依つて、和宮御降嫁の儀を允許し、茲に幕府は十年以内に必ず, 利慶親が公武の間に周旋する所あり、然るに西國・中國の浪士は圖らずも闕下に, て、松平容保・松平慶永及び老中・若年寄にも拜讀せしめた。重徳は更に語を繼い, のことに發するが故に、先づ外夷に關する對策を定むべく、種々廟算もあらせら, て將軍家茂と對顏の式あり、禮畢つて重徳は上段に進み、口上を以て朝旨を傳宣, した。其の要旨は、先年以來外夷一條に就いては、痛く宸襟を惱まさせられ給う, 給ふが故に外ならない。一橋慶喜をして後見職たらしめることは、頃日田安慶, 騷擾を起したが、島津久光の手によつて幸に鎭靜に歸した。これ畢竟端を外夷, はなく、ただ公武一和、國内一致して、外夷掃攘、天下太平の基源を開かんとせられ, の態度は既に幕府を呑むの〓ありしを知るべきである。斯くて白書院に於い, 松平慶永, 登用の朝, 一橋慶喜, 命, 第一章勅使大原重徳の東下第二節幕府の朝旨奉承, 一一一
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- 松平慶永
- 登用の朝
- 一橋慶喜
- 命
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- 第一章勅使大原重徳の東下第二節幕府の朝旨奉承
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- 一一一
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- 794,555,63,2304といふにあつた。斯くて重徳は御沙汰書を家茂に授くれば、家茂は之を拜讀し
- 914,556,59,2298れることながら、中にも賢良を選んで登用することが最も緊急事と思召される
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