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世間には、今囘の擧を以て久光の強請に出たものであると爲し、眞に叡慮ではな, 故に久光に官位を敍任あれば、朝廷の尊嚴を傷つけることなく、又衆謗を排して、, 後、御沙汰書を家士進藤長義, いとの疑念を挾む者もあるが、これ畢竟久光に名實が伴はないのに歸因する。, して重徳に御沙汰書を呈し、忠熙の命を傳へたのであつた。, 會見の目的を知悉してゐたこととて、名を老中の病に託して、之を拒絶した。併, 人心の向背は自ら明かになるであらうと。忠熙父子は之に贊し、朝旨を候した, 營中に於いて會見せんことを求めたが、慶喜等は既に目付の報告に依つて、重徳, 重徳は久光の敍任問題を幕府に諮らうと欲し、慶喜・慶永及び閣老等に對して, は長義の發途に先だつて京, は陪臣として蔑視せられ、朝廷の尊嚴を損ふ點があらうかと拜察する。且つ又, し乍ら重徳は八月十二日に至り登城して、慶永及び閣老と會し、此の度叡慮を以, 都を發し、八月五日著府して状を久光に告げたが、續いて九日には長義も亦著府, 幕府に斡旋せしめた。而して薩州藩士藤井良節, て久光に推任敍のことを仰出されたので、幕府にて異存がなければ、勅使より宣, に授けて江戸に下らしめ、滯府中の重徳をして, 式部權, 少輔, 宮, 内, 重徳の久, の降下, 御沙汰書, 題奔走, 光官位問, 第十編朝權の確立, 一二〇
割注
- 式部權
- 少輔
- 宮
- 内
頭注
- 重徳の久
- の降下
- 御沙汰書
- 題奔走
- 光官位問
柱
- 第十編朝權の確立
ノンブル
- 一二〇
注記 (27)
- 1646,571,68,2301世間には、今囘の擧を以て久光の強請に出たものであると爲し、眞に叡慮ではな
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- 1529,577,67,2254いとの疑念を挾む者もあるが、これ畢竟久光に名實が伴はないのに歸因する。
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- 1286,565,68,2311人心の向背は自ら明かになるであらうと。忠熙父子は之に贊し、朝旨を候した
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