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て中川宮・鷹司關白・近衞前關白と會見し、子刻, 失政のみを繰返して、宸襟を惱まし奉りたるは誠に恐懼に堪へずと陳謝し、次に, 位の熱誠の足らざるに因るのではなからうかと語つた。是に於いて勝靜と水, 慶喜は將軍の名代として參内した。先づ鷺間代に, 聞いて、撫然として天を仰ぎ、嗚呼斯くの如くんば、將軍家入朝して、叡慮を遵奉せ, 小御所にて天顏を拜し、更に膝, んとするも、至誠の貫徹し得べきや否やは疑問とせざるを得ない。これ一に各, 和宮御降嫁に關する御禮を言上し、更に、, 仰いだのであつた。, 幕府の要路盡く二條城に會するや、老中板倉勝靜は、慶喜が後見の重職を奉じ、官, は權中納言の尊きに居り乍ら、其の言容易に天聽に達するを得ないとの近情を, 行して御前に咫尺し、將軍は幼年にて諸事井伊大老に委任し置きたる所、徒らに, 野忠精・小笠原長行との三老中は鷹司關白を訪れて、將軍は直ちに參内すべき筈, れるやうに取計らふであらうと答へたのであつた。既にして將軍は上洛して、, なるも、若年故、先づ後見の慶喜が代つて政務を奏聞し奉りたき旨を述べ、允許を, 斯くて三月五日亥刻, 午後, 零時, 十時, 午前, の〓歎, 板倉勝靜, の參内, 一橋慶喜, 第五章政權復歸の兆第二節朝權の確立, 三三九
割注
- 午後
- 零時
- 十時
- 午前
頭注
- の〓歎
- 板倉勝靜
- の參内
- 一橋慶喜
柱
- 第五章政權復歸の兆第二節朝權の確立
ノンブル
- 三三九
注記 (26)
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