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幕府が勢威を張るに力めたので、松平慶永は歸國の念切なるものがあつたが、久, 光は七月十九日書を慶永に送つて、容易ならざる時局なれば、皇國の基本を確立, 處があつてか、滯京久しからずして七月二十五日京都を去つた。久光は又徳川, するまで滯京せられたいとて、, が附家老成瀬正肥, は七月七日正肥に歸藩を命じて、慶勝の建議などには耳を藉さなかつた。斯く, とにも期待をかけ、漸次に幕府の非政を匡し得べきかと考へてゐた。併し幕府, 終ニ罪ニ被陷、又有志之諸藩モ瓦解仕候ハ案中之儀ト別テ痛心仕申候。就テ, 自國之疲弊ハ御互之事ニ御座候へ共、皇國之御浮沈ニハ難相替次第故、防長御, 之御安危ハ實以不相濟事ト奉存候。且有志之堂上ニ於テモ大ニ失望ト相成、, 有してゐた。併し病後であつた上、又時局に處すべき態度に就いて深く考ふる, 無御座候。右樣相成候テハ於幕府ハ御好ミノ御事ニハ可有之候へ共、於朝廷, 即今貴君御引取被成候テハ、於僕モ安閑滯留仕候譯モ無之、共ニ引拂候ヨリ外, 處置ハ勿論皇國之御基本何分相立候迄ハ、是非御互ニ滯京仕度儀ト奉存候。, 慶勝, を上坂せしめ、時務策を建議せしめたこ, 前尾州藩主, 前權大納言, 隼人正, 犬山城士, 第十七編大政奉還, 六六六
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- 前尾州藩主
- 前權大納言
- 隼人正
- 犬山城士
柱
- 第十七編大政奉還
ノンブル
- 六六六
注記 (22)
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- 892,583,53,870するまで滯京せられたいとて、
- 1479,996,55,518が附家老成瀬正肥
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- 1346,587,63,2272とにも期待をかけ、漸次に幕府の非政を匡し得べきかと考へてゐた。併し幕府
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