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に有終の美を濟すを決意したのである。, 大名・旗本等に擁せられて、因襲の力に餘喘を保つ幕府としては、彼等の志向を顧, 慶喜は、到底幕府の維持し難い事を洞察し、君臣の大義に遵つて、祖先以來の遺業, しつつ、愈〻其の末期に及んだ。而も二百六十餘年の長き歴史を有し、譜代恩顧の, が、其の後天下の形勢一〓切迫を告げた翌慶應三年の後半期に及んでは、必ずや, みず、家康以來の覇業を擲つて、政權を朝廷に奉還するが如きは、實に容易な業で, 勢の維持が漸く困難となれる際、既に大久保忠寛, 境に就いては、複雜なる政情と其の環境とに〓へて、猥りに斷定を下すを得ない, あると論じ、慶永の如きは進んで之を幕府に提議するに至つたのである。其の, 後幕府の權威は衰頽の一路を辿りながらも、なほ時運に伴つて一張一弛を繰返, に大政を奉還して責任の地位を去ることが、徳川氏としては最も賢明な活路で, 是より先、文久年間雄藩の擡頭、志士の活躍及び尊攘論の沸騰に由つて、幕府權, はなかつた。併し慶應二年幕府が第二囘征長の役に失敗するに及んでは、天下, 遂に將軍職に就き、國政を〓るに至つたといふ事である。蓋し當年の慶喜の心, 松平慶永等は、將軍は速か, 側衆, 越中守, 幕府と大, 政奉還論, 第二章徳川慶喜の大政奉還第三節徳川慶喜の決意と諸侯及び有司の態, 七四五
割注
- 側衆
- 越中守
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- 幕府と大
- 政奉還論
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- 第二章徳川慶喜の大政奉還第三節徳川慶喜の決意と諸侯及び有司の態
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- 七四五
注記 (21)
- 1406,581,56,1142に有終の美を濟すを決意したのである。
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- 1523,576,60,2282慶喜は、到底幕府の維持し難い事を洞察し、君臣の大義に遵つて、祖先以來の遺業
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- 1169,576,58,1403勢の維持が漸く困難となれる際、既に大久保忠寛
- 1754,578,61,2273境に就いては、複雜なる政情と其の環境とに〓へて、猥りに斷定を下すを得ない
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