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二尾州・福井・土州三藩の周旋, ので、豐信は之に乘じて討幕派を牽制せんと欲し、慶喜の下坂と日を同じうし, 前土州藩主山内豐信は豫てより公議政體論を首唱してゐたこととて、岩倉, 幕兵は二條城に屯集して殺氣横溢し、堂上中危懼戰慄せる者も尠くなかつた, 具視一派の堂上及び薩長二藩の運動が功を奏して、王政復古の大號令が下る, であつた。而して大勢既に決して到底策の施すべき餘地がなかつたので、豐, 諸藩兵と會桑二藩の兵とが對峙して、情勢の急迫は歴々たるものがある。若, 信は姑く隱忍して朝議に從ひ、私かに他日を期するに決したのである。會く舊, て、朝廷に建白書を上る所があつた。其の内容は、今や京洛の地には薩・長・藝の, に及んでは、衷心遺憾なりと爲し、小御所會議の席上、具視と激論を鬪はした程, し荏苒日を經るに於いては、禍變の不測に生ぜんことは明瞭なるを以て、速か, に。茲に始めて朝議は、慶喜の退京を聽許あらせられることとなつたのであ, る。, 山内豐信, の建白, 第十八編王政復古大號令の渙發, 九四
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- 山内豐信
- の建白
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- 第十八編王政復古大號令の渙發
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- 九四
注記 (17)
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