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せられたのであつた。, して嚴罰を宥免あらせられ、姑く官軍の進撃を猶豫せられ度いと云ふにあつ, 爲であるとて、切に官軍の江戸進撃の猶豫を歎願せられたのであつた。, 續け、誠に窮鳥懷に入るにも譬ふべき憫なる有樣である。願はくは慶喜に對, せられ、慶喜をして謝罪の實效を擧げしめられ度いとて、輪王寺宮の上洛の思, に足らず、其の言は未だ其の心術を明かにするに足らず、故に宮は速かに歸府, 併し大總督宮は遂に輪王寺宮の御歎願を容れさせられなかつた。即ち十, 語を繼いで、單に慶喜一個の爲に非ず、實に江戸の士民の困距に陷るを防がん, た。宮は又詳かに慶喜の恭順の状及び旗本の鎭撫に苦心せる状を陳べ、更に, 二日大總督宮は輪王寺宮を召させられて、慶喜の爲す所は未だ其の罪を償ふ, に身を置く所なく、殊に慶喜は二月十二日以來大慈院に屏居して泣訴歎願を, 召をも止めさせ給うた。是に於いて宮は、止むなく十四日駿府を發して歸府, の下、率土の濱、孰れも王土に非ざるはなきに、慶喜を始め數萬の臣子は天地間, し給ひ、御手書及び慶喜の歎願書を呈出せられた。宮の御手書の趣旨は、普天, 第二章江戸開城第二節徳川家救解運動, 一九七
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- 第二章江戸開城第二節徳川家救解運動
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- 一九七
注記 (16)
- 356,543,50,625せられたのであつた。
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- 937,597,61,2256併し大總督宮は遂に輪王寺宮の御歎願を容れさせられなかつた。即ち十
- 1165,531,60,2322語を繼いで、單に慶喜一個の爲に非ず、實に江戸の士民の困距に陷るを防がん
- 1278,538,61,2314た。宮は又詳かに慶喜の恭順の状及び旗本の鎭撫に苦心せる状を陳べ、更に
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- 1736,541,62,2318の下、率土の濱、孰れも王土に非ざるはなきに、慶喜を始め數萬の臣子は天地間
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